名入れボールペンと呼ばれる宣伝手法が存在しています。これはごく一般的な事務で活用するボールペンに宣伝広告を印刷する手法で、これを無償で配布することで宣伝としています。消耗品ですのでもらって困る事は少なく、しかもすぐに使い切ることが難しいと言う特性がありますので、長期間にわたって宣伝効果を期待することができます。基本的には個人で使用するものになりますので、配布対象を宣伝したい相手に絞り込むことによって高い効果を期待することも可能となる仕組みとなっているわけです。
すべての商品やサービスに対して名入れボールペンの手法が有効であるとは限りませんが、特定の業界に対してアピールしたい商品やサービスがある場合には非常に効果的な対応であると考えられます。例えば医薬品のようなものを売り込みたい場合に、街中でこのような宣伝を行うことが有効かどうかを考えると、必ずしもそうでないと言えるでしょう。薬を購入するのは最終的にはエンドユーザーである個人ではありますが、処方する医師の判断がより重要です。したがって病院やクリニック等に購入してもらうことが出来るように知名度を高めることが重要です。
その結果調剤薬局等での取り扱いも増え、本来求めている効果を期待することができます。名入れ作業はあくまでも印刷ですのでそれほど大きなコストがかかるわけではありません。何かを1から開発する必要もないため、もらって喜ばれる効果的なノベルティーとして有効活用されています。